フルハルター*心温まるモノ

カテゴリ:夢舟の作品達( 64 )

懐中時計『龍』

フルハルターのお客様から、
「夢舟さんに蒔絵をして欲しいんだけど。というのは起業して20周年になる記念として
相応しいものになると思うので。」という相談を受け、
以前にも実績があった懐中時計に蒔絵をとお勧めしてみた。

このお客様は偶々ロンジンの懐中時計をお持ちになっていたので、話は直ぐに決まった。
「表と裏に龍を、上向き、下向きで目には螺鈿を入れて、ぴかっと光る様にしてもらえれば
嬉しい。」
「じゃー、裏蓋には夢舟を挟んで記念の20を入れて貰う様にお願いしますか?」
ということで、私からお客様の意向を伝えて夢舟さんに送った。
ロンジンに蒔絵を施されて私の元に帰ってきた。

では、夢舟作ロンジン懐中時計『龍』をご覧ください。

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by fullhalter | 2015-03-27 16:45 | 夢舟の作品達

懐中時計に七ツ葉のクローバー

お客様から「夢舟さんに是非蒔絵して欲しいと思っているんだよね。」とよく言われる。
筆記具はペリカンの専属になっている為無理だが、他のものなら大丈夫だということで先日、
「実は起業して20周年の記念として夢舟さんにロンジンの懐中時計に蒔絵を描いて欲しい。」
との依頼を受けた、

その依頼を受けたすぐ後(昨年末)に、
私が以前お願いしていたスターリングシルバーの懐中時計の蒔絵が出来上がってきた。
その懐中時計は直径33ミリ程の小さいサイズで、裏蓋に『七ツ葉のクローバー(無限の幸福)』を描いてくれた。

ご本人に聞いたところ、厚さ0.04mmの金地金をランダムに切り(切り金)、
夢舟さんがご自分でパズル貼りと呼んでいる方法で貼り付ける。
正確に数えることは出来なかったが、一枚の葉に400位の切り金が貼り付けてある。

この作業は顕微鏡を使いながら貼るのだが、一日で一枚の半分しか出来ないとのこと。
更に研ぎ出しで剥がれることもあり、また貼り直して研ぎ直さなければならない、気の遠くなる作業だと言う。

「じゃあ、ペリカンM1000にこの技法で蒔絵をしたら、とてつもなく高くなりますよね。
蒔絵のオークション2014で写楽、歌麿が200万円ですけど、もっと高くなるんですか?」
と言うと夢舟さんは、
「やりたいと僕は思っているのですが、その倍になっちゃいますからね。」と笑っていた。

では、その『七ツ葉のクローバー』をご覧ください。

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この懐中時計を入れる為のコインケースとともに

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by fullhalter | 2015-02-13 14:19 | 夢舟の作品達

「夢ありがとう」酒盃

今週の酒盃「夢ありがとう」は実にアイデアに富んだ作品である。
手本はあるらしいが、ひらがなの「ありがとう」五文字を使い、「夢」という漢字を考えたと言う。
実に面白い。

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【 作者の言葉 】
素材は欅で朱漆仕上げした物に遊び心で夢の字に見せて(ありがとう)と舟を蒔絵して夢舟となり底には花押が入れてあります。
この酒盃は所有者になる方が酒を飲む時に感謝、出会いなどありがとうと思う気持ちを忘れずにと制作したものです。  


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夢と舟を描いてここで「夢舟」を表現しているのだが、上の画像でお判りの方もおられるだろうが改めて
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次に「ありがとう」の文字をアップで
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表で「夢舟」を表現したので、裏には「花押(カオウ)」を。
花押とは、山崎夢舟を表現するもので、フルハルターのメモ用紙に印刷している私のイニシャルと似た(?)様な、自分を表すもの。
では私のイニシャルから
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これが夢舟さんの花押
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但し、私のイニシャルは小学校時代に私が勝手にロゴ化したものだが、夢舟さんの花押は正式に登録されたもので世の中では全く違うものであることを申し上げておきます。
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by fullhalter | 2015-02-06 14:07 | 夢舟の作品達

乾漆鐔根付(松竹梅)

久し振りに夢舟さんの作品を紹介します。
今回は『乾漆鐔根付(松竹梅)』。

溜塗の外箱の中に桐箱に納められた作品ですが、
「何故、桐箱をわざわざ外箱で保護しているのですか?」という私の質問に、
「高級な作品には桐箱を守る為に外箱を付けることが多いんですよ。」との答え。
「外箱の溜塗の方がいいと思うけど…。」と申し上げた。
では、その溜塗の外箱から

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【 作者の言葉 】
梅型の石膏に和紙、麻布を糊漆で貼り付け形成を造り蓋の中に松、竹を毛打ちで描き、あえて渋く青銅塗りで仕上げ外側も全体を渋く仕上げ縁起の良い瑞雲文を蒔絵で、切羽台には夢舟と彫りが入れられています。  


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by fullhalter | 2015-01-30 13:57 | 夢舟の作品達

山崎夢舟 作品

山崎夢舟さんとの出会いは一人のご老人からのお導きだった。
十数年前、初めてお会いした時に小学生だった二人のお嬢さんたちも社会人になられた。

今は「宝舟会」をひきいて地域の仲間の中心になって活躍されておられる。
フルハルターのお客様の中でも
「夢舟さんに蒔絵にして欲しいんだけど」というご要望の声が多い。
「万年筆以外ならお願いしてあげますよ。」と答えているのだが、
「万年筆がいいんだよね。」と。

海外用のパンフレットが送られてきたので、全てではないがご覧になってください。

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上から
表紙 萩蒔絵大棗
吹寄蒔絵箱
小箱朝顔蒔絵
乾漆香合古民家蒔絵
乾漆黒茶碗
奇跡草長棗
貝合せ蒔絵平棗
酒盃夢蒔絵金地
酒盃夢蒔絵朱塗り
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by fullhalter | 2014-05-02 11:52 | 夢舟の作品達

武蔵の水墨画

このHPのどこかで既に書いた筈だが、蒔絵師、山崎夢舟との出会いは地元のご老人が縁である。
確か1997年に東京の友人とともにそのご老人は現れた。
たまらなく粋なお二人で、聞いてみれば、(現在は)100歳近い年齢で、慶応大学の同窓会帰りと言う。
ご友人の父親は私でも判る元外務大臣。
石川県からペリカンと当時販売していたモンブランを注文しに来られた。
「私は田舎ものだから、友人が一緒に来てくれて…。」
その方は、帰りがけに名刺を置かれた。
そこには、「漆器製造業」とあった。
加賀で漆器!それなら蒔絵師を知っているかと思い
「以前から万年筆に蒔絵を描いて欲しいと思っているのですが、ご存知ないでしょうか?」と聞いてみると
帰って調べてみるとのことだった。

こんな経過を辿って夢舟さんとの出会いがあった。
人と人との関係って素敵なものだと思う。
言うまでもないが、そのご老人と夢舟さんとは深い付き合いをさせていただいている。

それ以来、1998年の『宝尽し』 から5本の万年筆に蒔絵を描いていただいた。
その他では、ライター、印籠。
5年位前に1本、私にとって「これは」と思うものをお願いしているのだが、どうも難しいらしく、未だ手を付けられていないらしい。

2年程前、家族に万年筆に蒔絵して欲しいものを聞いてみると、「武蔵の水墨画」だと言う。
直ぐに夢舟さんに武蔵の水墨画の古さを蒔絵で表現出来るかどうか尋ねてみると
「出来ると思いますよ。」と流石の答え。
その流石が見事に表現された作品が先日届いた。
「武蔵の水墨画を」と言った本人に早く見せたくて心躍る気持ちで帰宅し、見せたところ、
「紙に描かれた古い水墨画が蒔絵でどう表現出来るかと思っていたけれど、流石だね。」と。

ペン先には長、短の刀も描いていただいた。
この刀が大変だったようで、金属を刀の形に切り取って凹凸に彫りを入れ、高蒔絵にしたという。
自分自身が納得する仕事しかしない、妥協しない、夢舟さんもまたそういう方です。

万年筆そのものはメーカーの製品ですので、全てをご覧いただくことは出来ません。
部分だけをつないだ画像ですが、ご覧ください。
武蔵の水墨画「枯木鳴鵙図(こぼくめいきず)」です。

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by fullhalter | 2010-08-27 12:10 | 夢舟の作品達

噴火蒔絵パイプ

夢舟さんの新作シリーズも第五回の今回が最後。
今回は私が大好きなブライヤーのパイプを夢舟さんご自身で造り、蒔絵を描かれたもの。
パイプ台もブライヤー。
これも私の言葉は不要、画像で確認して欲しい。
では、まず作者の言葉から。

【 作者の言葉 】
この作品はパイプを木彫りしているとき、ふと火をつける物だから山から溶岩が流れ落ちる所を表現できないかと思い、木彫り後下地、塗り、蒔絵した物でパイプコレクターの方が、どのように思うか実験的に造った作品です。


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なお、24日発売のuomo (ウオモ) 2010年 01月号に山中の作品たちが掲載されました。
ご興味ある方はご覧になってみてください。
では、表紙を

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夢舟さんの作品のページ
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by fullhalter | 2009-11-27 11:40 | 夢舟の作品達

乾漆香合 『古民家蒔絵』

夢舟さんの新作シリーズ 第四回は、乾漆作品。
気が遠くなる工程を重ねる蒔絵。
その中でもこの作品は、乾漆の為に3年の歳月を費やしたという。
気が遠くなるを通り越した「呆れるほどの忍耐」で造り上げられた作品である。
私など3年も経過すれば、すっかり忘れてしまう程の歳月。

では、乾漆香合 『古民家蒔絵』 作者の言葉から。

【 作者の言葉 】
この作品は乾漆なので完成するまで3年ほどかかり古びた感じを出すのに苦労しました。

中を開けると鼠が宝珠を抱いていて今では田舎の山中温泉でも見なくなってしまったこのような家にのんびり暮らせたらと思い造ったもので、この作品も審査会で賞を頂きほんとに光栄なことでした。


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by fullhalter | 2009-11-20 10:59 | 夢舟の作品達

堆朱カフス・ネクタイピンセット 『斧琴菊』

夢舟さんの新作シリーズ 第三回も「JAPAN 漆 YAMANAKA 2009」に出品した作品。

堆朱カフス・ネクタイピンセット『斧琴菊』(よきこときく)。
何度も何度も塗り重ねて研ぎ出す堆朱の作品。
精神を集中し、時間をかけて造り出す「蒔絵」にはいつ接しても惚れ惚れし、それを造り出す作者、作家には頭が下がり、憧れさえ感じてしまう。
では、作者の言葉から。

【 作者の言葉 】
この作品は何回も塗り重ね研ぎ出した堆朱をベースにネクタイピンに四つ葉のクローバーを蒔絵、ケースには斧琴菊を朱金で蒔絵したもので、私の思いは、ビジネスマンの人が,蓋を開けるとき斧琴菊を見て頭に入れておくとビジネスチャンスが生まれるかも?と思い造った作品です。
展示会のときは審査があり蒔絵、木地、塗りそれぞれ審査員が3人ほどいて専門家が審査し、茂木、海豪さんは3部門それぞれ1番気に入った作品を選んでもらいその作品を講演会の壇上に並べどうしてこの作品を選んだのかなど漆器に関してのお話しなどをしてもらいました。
そのとき茂木さんに選んでいただいた作品です。
また展示会の審査では選外になりましたが、1人の審査員の方がこの作品が選外になるのは、おかしい、私は1番点数を入れましたと言ってくれ、何よりうれしく今回トップ3の賞を何点かいただきましたが、そのことより私がわかってほしい蒔絵技術の部分を指摘してもらい、私が目指す蒔絵が間違いでないことが再確認できた作品です。


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by fullhalter | 2009-11-13 10:26 | 夢舟の作品達

吹寄蒔絵箱

夢舟さんの新作シリーズ 第二回は、『吹寄蒔絵箱』。
いわゆる文箱で、大きな作品である。
先週も申し上げた通り、今回の新作シリーズは店に送られて来た為に今までの自宅での撮影ではなく、店での撮影となった。

この作品は大きく、夢舟さんが技術の粋を込めて研ぎ、磨き上げた作品。
その為、その鏡面に仕上げられた表面に映り込み、反射が凄い。
一度撮影した画像を自宅のパソコンで確認したのだが、使える代物ではなかった。

そこで、翌々日にまたカメラを持参した。
取りあえず、店のガラス全てを布で覆って、反射を避けることにした。

笑い話しだが、その撮影作業中に以前から何度かいらしている方が来店された。
「何してんだ?」という怪訝な顔をされたので、すかさず
「とうとう、閉店か、と思われました?」
そんな撮影方法で写した画像で、十分ではないかもしれないが、ご覧ください。

では、作者の言葉から。

【 作者の言葉 】
この作品は、今ではあまり必要とされなくなった雪つりなどをする季節、縄の切れ端などが枯れ葉とともに風に吹かれ、道の片隅に追いやられている場面を、研出蒔絵で表現したもので見た目より大変時間と神経を使った作品です。
本来なら硯箱にするところですが、万年筆や宝石など、どんな物でも入れて楽しめるようにあえてただの箱にしました。
展示会では、海豪さんのお気に入りの1つに選らんでもらい、審査会でも賞を頂きほんとに光栄なことでした。
講演会ではこの作品も持って行き、海豪さんが、なぜこの作品を選んだかなど茂木さんと、面白おかしく色々お話ししてもらい講演会終了後お二人の本「茂木健一郎の脳を幸せにするレシピ」1200円を、お買い上げしてくださった方先着30名によるサイン会を開き、夜は、山中温泉たわらやで、お二人を囲み楽しく酒を酌み交わしました。


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この作品には枯葉描かれている。
撮影時は風が少々強く、枯葉が舞っていたのでその枯葉とともに遊んでみた。

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by fullhalter | 2009-11-06 11:36 | 夢舟の作品達