フルハルター*心温まるモノ

カテゴリ:フルハルター10周年記念( 4 )

10周年記念万年筆とその付属

以前から『10周年記念万年筆』を入れるペンケースを造りたいと思っていた。
『20周年記念鞄』を造っていただいたオルタスの小松さんにそのお願いをしていたところ、先日
「あのペンケースが出来たので、5月22日に店にお持ちしますよ。」と電話をいただいた。

実は以前に製作途中のそれを見せていただいていたのだが、
どんな仕上がりになるのか、私には全く想像すら出来なかった。
7ミリ位の革の輪を縦に内側から糸で縫いこむ製造方法で外側には縫い目が一切ない。
これを見て、造り方の説明を聞いた女房は、
「曲輪の人間国宝、大西さんみたいね。」と言った。
うまいことを言う。

「外側はどうしたんですか?」
「コパの仕上げと同じ方法で磨きあげたんですよ。」
「この造りだと欲しいという方からの注文を受けることは出来ないですよね。」
「そうですね…。でも凄く楽しかったですよ。是非プレゼントさせてください。」

Fugeeさんからも「カバの弗入れ」をこちらから注文していたにも関わらず
「20周年のプレゼント」としていただいてしまい、今回も同じことになってしまった。
申し訳ないやら、嬉しいやら複雑な思いである。

本来今週そのペンケースをご覧いただかなければいけないと思うのだが、
10周年記念万年筆がどんなものか判らない人も多いだろうから、
まず10周年記念万年筆とその付属品からご覧いただき、
来週「小松さんのペンケース」をご覧いただこうと思います。



まず100年位前に織られた布で造った外包み
e0200879_15363067.jpg


次に花梨のコブ部分で造ったペンケースの表、裏
e0200879_15364855.jpg


e0200879_15365898.jpg


朱と黒の万年筆を入れて
e0200879_15372377.jpg


e0200879_15373452.jpg


フルハルターのロゴ入り約10gの純金プレート
e0200879_1538037.jpg


いよいよ朱と黒の万年筆です
e0200879_15381970.jpg


ペン先のアップですが、左(黒)は研ぎ出し調整済で、
右(朱)は製造元から供給されたまま。
研ぎ出す時には「エラ張り」と呼んでいたが、
金の両端を斜め上に上げて、やわらかく、そして存在感を大きくした。
e0200879_15384144.jpg


◆ オルタス 小松さんのペンケースはこちらでご覧になれます。
[PR]
by fullhalter | 2014-05-30 15:41 | フルハルター10周年記念

(3)~ ペン先画像

 今日10月30日でフルハルターは10歳。10年前の今日、私の長男の12回目の誕生日だった。まだ小学6年生だった彼が、今日で22歳。小学6年生の長男…何だかずっと昔だったような気がするが、10年経ったら決断するぞと始めたフルハルターがその10年過ぎた今日開店したのは、つい昨日のようだ。時の流れとは不思議なものだ。

 さて、お待たせしていた10周年記念のペン先の総数量の一部が出来上がったので、やっとペン先のついた万年筆(??)ペン先の付いていない万年筆などないのだが、25日には付けるペン先が間に合わず、本体しかお見せ出来なかったので、本日始めて「万年筆」としてご覧いただける。

e0200879_1013064.jpg


 まずはペン先のみの画像からご覧いただきたい。

e0200879_10122657.jpg


 真中が製造されたままの状態で、曲げ加工に切り割りされたペン先。右は私が磨きをかけ、左は曲げ加工されたペン先の左右を少し起こした状態で磨きあげたペン先。曲げ加工を起こすことにより上から見た時のペン先の存在感が増し、腰が軟らかくなる。

 これも使う人の好みなのだが、こんな調整もこの万年筆では可能になることが私にとっては、もの凄く嬉しいことである。素材で手に入れたペン先にのみ許される調整方法で、好きな人達は「エラ張り」などと呼んで好んでくれている。この加工部分の画像にもう少しお付き合いいただきたい。「エラ張り」が画像からお判りいただけたと思う。この際しつこく見ていただこう。

e0200879_10143669.jpg


e0200879_1015524.jpg


 首軸につけた状態の画像で、上からの比較と前からの比較である。次にモンブランNO.149とペリカン1000の間に挟まれた比較画像もご覧いただきたい。

e0200879_10154985.jpg


 左モンブランNO.149 右ペリカンM1000に挟まれた10周年ペン先。「エラ張り」の方が存在感があると思うのだが、皆様にご同意していただけるだろうか。「エラ張り」の方の画像にはモンブラン・ペリカンのペン芯が写りこんだ為に判りにくいかもしれない。他の比較画像から推測して欲しい。

 これで10周年記念モデルの万年筆・木製ケース・プレートの全てをお見せすることが出来た。最後に、これまで申し上げていなかった木製ペンケースの布袋をお見せしたい。これも手造りである。画像をご覧ください。

e0200879_10163942.jpg


 布は大正末期から昭和の始めにかけて造られた藍染め木綿古布を使用している。飾りに付けられた布も同時代の更紗である。花梨こぶケースをこの布袋に入れて、いつも連れて歩いていただければ本当に嬉しい。皆様にお渡しする時は、下の画像の鎌倉彫りの飾りを付け、マジックテープで開閉する方式にしようかと、造り手と相談しているところだ。鎌倉彫と半々位になるかもしれない。

e0200879_10171945.jpg


e0200879_1017496.jpg


価格:  21万円 (税1万円)

e0200879_10204081.gif


 10周年のペン先がどの程度の太さまで可能か、実際に筆記したもので比較していただきたく、書いたものです。一番上は、私の好きなナミキの蒔絵SeahorseのM、真中はペリカンM800 3Bの森山モデル、下はペン先を最大に太く研ぎ出した10周年の万年筆で、それぞれ書いたものである。ご参考までに。

e0200879_10194324.jpg


 10周年モデルのペン先は例外(フルハルターオリジナルチタン万年筆)を除いて始めて「ドデカイ玉」からの研ぎ出しが出来る(最初で最後かもしれない)万年筆である。メーカーで造られたB・BB・3Bからの研ぎ出しではなく、原材料からの研ぎ出しをどれだけ願っていたことか。それが叶ったのである。更にペン先の形状を変えたり、厚みを変え、腰の軟らかさも自由に選択出来る。50人の方々のご要望にこんなに応えられるペン先はこれまで存在しなかった。

 既に予約をいただいていますが、是非使われる方のご希望・ご要望にお応えしたい、かなりいろいろと出来るペン先なので、何なりとご要求くださることを願っています。数に限りがある万年筆ですので、お気に召した方はご来店いただき実際に手に取ってご覧になってください。電話、メールでもご予約承ります。 * ゼクス・フェダークラブ
 かねてより羽根で書いたような羽根で触れたような書き心地も求める方々のクラブでも作れたらと思っていた。何かそれに相応しい名称があればと一人楽しんでいた。フルハルターはドイツ語だし、何かドイツ語でないだろうか。

 確か、羽根はフェーダー。一枚 二枚 三枚……(アインツ ツバイ ドライ……)
よし、これだ。6枚 ― ゼクス・フェダークラブ ― 決まり。

e0200879_10214129.jpg


 このカードを作ってから2年くらい経ったのではないだろうか。今回の10周年記念モデルをご購入いただく方に強制的にお渡ししよう。やっと日の目を見るぞ……との思いでご購入の皆様には“ゼクス・フェダークラブ”の会員になっていただきたく、お願い申し上げます。何の決まりも、活動計画も現在はありません。会員の皆様と共に、活動計画も急がず、ゆっくりと考えて参りたいと考えています。ご賛同くださいますか。万年筆ライフを共に歩みましょう。
[PR]
by fullhalter | 2003-10-30 10:10 | フルハルター10周年記念

(2)~万年筆・木製ペンケース・金プレート画像

 いやー驚いた。本当に驚いてしまった。先週の更新で、フルハルター10周年記念モデルの経緯を申し上げた。どんな万年筆なのか、木製ペンケースも金プレートもまだお見せ出来なかった。しかも、価格すら決まっていなかった。にもかかわらず、メール・電話での予約が入ってしまった。とても複雑な思いである。

 それだけ信頼されているなどと単純にも思えない。万年筆は道具である。使う人によって合う、合わないが決まるモノである。日頃からメーカーでも価格でもなく、お客様の手に合う万年筆をお勧めしている私にとってどんな万年筆かも判らずにご予約をいただいてしまう……。だから複雑な、何とも表現の出来ない思いなのである。とりあえず、ご予約いただいた方々には仮予約とさせていただいた。

 さあ、本題に入ることとしよう。やっと、画像でご覧いただける。

e0200879_1732867.jpg


 これがフルハルター10周年記念モデルである。エボナイトに漆の3回塗り。漆は国産漆(日本の漆製品で国産漆が使われているのは1%と聞いている)。国産の漆はのびが良く、強いのが特徴で高価。インクの入れ方は、インク止め式。人によっては使いづらいかもしれないが、インクの量は多く、4CC程度でモンブランNO.149の吸入量の2倍である。

e0200879_1742567.jpg


 ボディの色は黒と朱。それぞれ25本ずつで、50本製造。01/25から25/25までのナンバー入り。この画像はサンプルとして造った00/25である。フルハルターのロゴとナンバーはいつもお願いしているネーム屋さんが彫ってくれた。ロゴとナンバーをエボナイト軸に彫り、漆の重ね塗りの為、まず2本の試し塗りから始まった。

 ロゴの大きさも2種類にして塗られた2本は、彫りの深さが浅かった為かナンバーの判読が難しい状況であった。その為、更に2本可能な限りの深さで彫り、更に塗る方もロゴ・ナンバーが明確に判るよう注意深く塗っていただいた。塗ってからロゴ・ナンバーも彫ってみたが、これもなかなかであった為、どちらにするか迷った。結局、彫ってから塗ることにし、画像のような出来栄えに仕上がったのである。

 製品になる過程で、製造してくれる方々とのやりとりが楽しかった。店にもご自分の休みの日に来てくれたり、私も先方を訪ねたり、ペン先担当の方も含めて製品になるまで私自身も造り手側に立てた喜びはとても大きかった。

e0200879_1753170.jpg


 この画像の説明は不要であろう。ペリカンM1000とモンブランNO.149にはさまれたフルハルター10周年記念モデル。“でかい” もの凄く大きな万年筆である。

e0200879_176029.jpg


 ペンケースは花梨のコブ部分のみ使用して造った。内部は人工スエード エクセーヌ。造っていただいた方は、江戸指物師等々に教えていただき、個展や仲間と3人展などをされている方で、脱サラ10年の方(フルハルターと同じだ)。以前は東京大田区の馬込に住んで居られたが、現在は八ヶ岳の麓に工房を移されて作品造りに励んで居られる。1999年に店の近くに住んで居られるお客様がどこかのデパートでこの方の作品に出会い、造ってもらった万年筆ケース(大きな木箱)を見せていただき、紹介してもらって以来のおつき合いである。

e0200879_1763951.jpg


 花梨のコブと取っ手の黒檀の表情。自然なモノなので、当然のことながら1本、1本皆違う。

e0200879_1773190.jpg


 フルハルターのロゴ入り金型を造り、約10gの純金プレート。「何故、こんなモノ」と思われる方も多いのではと、心配している。ただ、子どもの頃から小物好きだった私はこの機会に何か小物を造りたかった。若い頃は金が嫌いで銀が好きだった私も、歳をとるにつれ金を受け入れるようになった。純度は別にしても、金無垢は柔らかく、優しさを感じさせてくれるようになった。願わくば、万年筆とともに花梨のペンケースに入れて共に連れ歩いていただければ嬉しいのだが。
 
 私自身はこの純金プレート、もの凄く気に入っている。この純金プレートが仕上がったのが、10月17日(金)だった為に、18日の更新ではお見せ出来なかった。今日の更新で全てご紹介出来たが、気に入っていただけただろうか。

e0200879_17810100.jpg


e0200879_1782035.jpg


ご覧の通り、花梨のペンケースに漆塗りの万年筆とフルハルターのロゴ入り純金プレートをセットしたこの状態で、販売します。また、万年筆にはクリップをつけないので、ペンケースを裏返すと万年筆を置けるよう窪みをつけた。ロゴ打ちの関係で、ペン先はまだご覧いただけない。何度も試し打ち、曲げ加工、磨き加工をして、これでという決断は出来たのだが、台の方の強度(硬さ)が足りずへこんでしまう為、セッティングした冶具では枚数が打ち切れない。冶具を台の違う位置にセッティングし直しの繰り返しである。

 この原稿を書いている今(10月22日)も昨日からその作業をし、本日打ち込みをしなければならないのだが雨で出来ないかもしれないと心配している。(外のコンクリートの上で打ち込み作業をする為)。既に刻印を打ち込んだペン先の曲げ、切リ割をある枚数お願いしているので、次回更新でペン先もご覧いただける筈である。

 詳細は10月30日の更新で申し上げますが、価格はセットで20万円です。
ペン先: 太さ 玉から研ぎ出しで、極細からペリカンM800の3Bよりも太く4B・5Bまで
      全くの素材で供給されるので、多少の形状変え、腰の柔らかさにも対応可能

※ 仮予約いただいた方々へ
 こんな万年筆でケース・プレートのセットです。そして20万円という価格になってしまいました。本当に気に入っていただいた方に使って欲しいと心から願って造った万年筆・ケース・プレートですので、お気に召さなければどうかキャンセルしてください。お気に召していただいた方も、もう一度予約確定のご連絡をしてくださるよう、お願い申し上げます。
[PR]
by fullhalter | 2003-10-25 17:02 | フルハルター10周年記念

(1)~10周年記念モデル決定までの経緯

 あれは昨年8月頃だったと思う。「来年の10月30日は店を出して丁度10年。何かその記念に万年筆が造れればいいけどなぁ~」と思っていた私はある人にその話をした。「う~ん、出来るかもしれないよ。まだ先の話だから検討してみるよ。」

 開店するにあたり、「10年間はどうしても続けたい。10年経って無理だと思ったら迷わず店を閉める」と心に深く刻み込んで始めたフルハルターだが、『10周年記念モデル』を、どうしても造らなければならないなどとは思っていなかったし、今も思っていない。自分自身で納得出来る万年筆だからこそ意味があるので、そんな万年筆を『10周年記念モデル』にしたかった。

 9月末頃だったと思うが、その人に「10月中には結論を出してくれない。もしダメであれば、他にもこれなら『10周年記念モデル』にしたいという候補が2~3あるので。また万年筆だけでなく、他にも一緒につけたいモノもあるんだよね。」「判った。判った。10月中には結論を出すよ。」
10月を過ぎ、11月になっても結論は出なかった。我ながら気の長~い奴だと思ったし、あせりなどなかった。それは、どうしても造らなければならないなどという思いがなかったからだろう。

 他の候補もあたってみたが、それらはダメの結論。「まあ、いいや。出来なきゃ出来ないで。」
それからもその人と会う機会はあった。その度に「どう、あれは?」「う~ん、何とかなるんじゃない。」が続いたが、その人にはきっと内心勝算があったように、今は思う。

 今年の春になってようやく話は前に進んだ。2月には見積書が出され、やっと実現の運びとなったのだが、この見積もりにでかい難敵が表れた。それはペン先のフルハルターのロゴの刻印である。その見積書によれば、ペン先1本当たり3万円以上になる。「ペン先の刻印だけで3万円。これじゃ売れねェ~よ。売っちゃいけね~よ。」

 それも仕方のない話だ。何たって50本しか造らないくせに、型など造ろうとするからなんだと、納得した。ただ、せっかく造れる機会を与えてくれたのに、何もそれだけで諦めることはない。
自分で、自分自身の手でペン先の刻印を打てば済む話である。

 エイチワークスの長谷川さんに刻印屋さんを教えていただき、早速電話してみた。長谷川さんから「職人さんで気骨のあるオヤジさん」と聞いていたが、実際に体感してしまった。「すいません。始めてなんですけれど、ペン先に刻印したいので造っていただけませんか。ポンチのような形で金槌を使って自分で打ちたいんですけど。」「そりゃ~、言っちゃ悪いが俺に言わせりゃ大バカもんだ。」刻印を素人が金槌を使って打つ奴などいないということなのだろう。私は長谷川さんの「職人さんで気骨のあるオヤジさん」という言葉を思い出し、大笑いしてしまった。好きだな~。こんなオヤジ。いいな~。本物の職人だ。

 造ってもらえないかも知れないと心配していたが、結果的に造っていただけたのだが、最後の会話がまた楽しかった。その刻印屋さんは奥さんや、息子さんも一緒に働いて居られるのだが、最後は息子さんから、「では、失敗を前提に……でよろしければ、お引き受けします。」おそらく、上手くいかなかった人から今までにクレームを受けたことがあったからの、言葉、言い方だったのだろうが、その言葉が俺を燃えさせてしまった。絶対に上手く打ってみせる。「俺を誰だと思ってんだ。ただの飲んだくれのオヤジだ。ナメんじゃね~。」

 残念ながら、ただの飲んだくれのオヤジを実感させられた。ペン先を置いて刻印を打ち込む為のもの凄く堅い台。刻印を真っ直ぐに立てて前後・左右にぶれない冶具。どんなものをどこで入手すればいいのか、見当もつかない。

 とりあえず、直径12mmで長さ80mmの刻印棒を真っ直ぐに立てる透明で30~50mmのアクリルのブロックでも探して12mmのドリルで穴あけだ。助けてくれる人は出てくるもので、何とか入手出来た。しかし、手で持って(ハンドドリル)そんな厚いアクリルに垂直に穴あけなど出来る筈もない。ボール盤すらないフルハルターゆえ。

 幸い2つ入手したアクリルに12mmの穴をあけ、その2つを張り合わせることにより、何とか垂直に近いモノが出来た。またペン先を置く台も、自宅でペン先研ぎ出しの為のモーターを買った時に、その店の人が造ってくれた台の一部に鉄が使われていたので、その鉄を使った。ペン先も曲げ加工前の平らな状態で供給してくれた為に、それらの冶具を組み合わせて試し打ちが出来た。試し打ちで刻まれた私のイニシャルロゴに多少の不満があった。元々私の手書きからそのまま正確に刻まれた刻印なので、その手書きに隅々までの心配りがなされていなかったのであろう。

 すぐにまた刻印を造ってもらう為に、手書きで不満な点を修正し、刻印屋さんに送った。刻印屋さんの息子さんからの電話で、「前回と同じですよね。」「いや、少しだけ、僅かだけですが違うんですよね。」「じゃあ、前回と比べてみますから少し待ってください。」「今比べたんですけど、同じじゃないですか。」「いや、違うんですよ。とりあえず今回送った方で造ってください。」こんなことをしてしまった為に、イニシャルロゴが6本にもなってしまった。

e0200879_12401973.jpg


e0200879_12404318.jpg


e0200879_12405381.jpg

 試し打ちした時には深さも充分あるし、その出来栄えに自信もあったのだが、曲げ加工をし、磨き上げられたそのペン先の刻印は無残だった。刻印のあとが残っているだけ、素人の悲しさである。


e0200879_12413125.jpg

左から 全体/刻印棒を入れる所のアップ/裏全面

< その1 >2つのアクリルを貼り合わせ、モーター台の鉄を使って作った冶具

 でも、こんなことで諦めるオヤジではない。鉄の台もアクリルブロックも、この万年筆を造ってくれている方々の協力で新たな冶具が造られた。


e0200879_1243073.jpg

左から 全体/ 刻印棒を入れる所のアップ/ 刻印棒を入れる所のアップ

e0200879_12441494.jpg

左から 刻印棒を入れる所のアップ /裏全面 /刻印棒を立てたところ

< その2 > 万年筆を造ってくれている方々から供給された鉄に、ボール盤で12mmの穴をあけていただいたアクリルブロックで作った冶具

 そして表面の磨き上げをされることにより、ペン先の刻印の存在が薄れるので、18Kの地金に玉(ニブポイント・イリジウム)付け・曲げ加工・切り割(ノコ割り)までで、磨き上げは私自身ですることにより、刻印の存在を際立たせたいと思っている。

 長くなってしまって申し訳ないと思っています。全てを読んでくれた皆様に心から感謝します。
来週からは、万年筆本体・木製の手造りケース・そして純金製のフルハルターロゴ入りプレート(これら全てを含めてフルハルター10周年記念モデルです。)の画像をご覧いただく予定です。
ご興味のある方は楽しみにしてしていただければ、嬉しいです。
[PR]
by fullhalter | 2003-10-18 12:39 | フルハルター10周年記念