フルハルター*心温まるモノ

 GRAF VON FABER-CASTEL PEN OF THE YEAR2011『ひすい』実際の画像

ファーバーカステル社は、万年筆業界に於いて特異なメーカーだと思っている。
その姿、形の美しさは、他とは全く異なっている、と感じている。

現在はクラシックコレクションと呼ばれている伯爵コレクション。
スターリングシルバーはそのままの銀無垢で、ロジウム(プラチナ)コーティングされていない。
銀独特のやわらかさ、優しさに満ちている。

取り扱う業界の中では在庫しているうちに変色する難しさがある為に、ロジウムコーティングしているものが多いが、ファーバーカステルは銀無垢のまま。
プラチナ属は強い輝きを持ち続けてくれて、多くの方々から支持されている。
ただ私にとっては、また銀好きの方々にとっては、冷たく優しい変化をしない貴金属に映る。
銀無垢は使ってゆくうちに強かった輝きがやわらかく、優しい輝きに変化してゆく。
手の触れない部分は黒く変わり、それがまた銀好きにはたまらない。

開業以来、私が使用していたモンブランスターリングシルバーNo.1468は、正にこの変化をしてくれ、お客様から
「森山さん、あの1468見せてくださいよ。」と言われる程。
その変化がたまらなく好きな方も多かった。

このシリーズには、スターリングシルバーより更に味わいを深めてくれると言っても過言ではない、銘木シリーズがある。
エボニー(黒檀 )、ペルナンブコ、グラナディアがそれだ。
皮革製品もそうなのだが、薄い色合いものが熟成が早い。
中でもペルナンブコは早く色が濃くなり、味わいを深くする。
カートリッジ式の万年筆は原則として扱っていないフルハルターでも、これらモデルはニブポイントが使って慣れ、書きやすくなってくれるのと同時に、軸までもが深い味わいを呈してくれるので、現在もお勧め、そして販売している。

さて、今回のGRAF VON FABER-CASTEL PEN OF THE YEARだが、
過去には、「スネークウッド」「こはく」「マンモス アイボリー アンド エボニー」「化石木」等々発売されてきた。
今年、2011年モデルは、「ひすい」である。
木軸好きの私は発売された当初、「スネークウッド」は最高と思っていたが、使われている方々から
「使い始めは軸の濃淡がはっきりしているんだけれど、使い続けると薄いところが濃くなって、あの独特の柄がはっきりしなくなるんだよね。」と言われた。
木軸の柄は使い続けるうちに際だつというイメージを描いていた私にとっては、ショックだった。
そして、現在は、「マンモス アイボリー アンド エボニーが最高」、に変わってしまった。
さて、2011年モデル「ひすい」だが、幸いにも撮影出来たので、ご覧いただきたい。

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価格: 380,000円 +税

このモデルのペン先は、ペリカンM800と同じサイズで、重量は84gと凄く重い。
軸が太く、とてつもなく重いPEN OF THE YEARは軸の後ろ(ペン先と反対側)を持ち、万年筆の重さで書ける人、使える人でないと合わない可能性は大きい。
ご興味のある方は、在庫をしているお店でご自身の手で確認されることをお勧めします。
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by fullhalter | 2011-05-27 09:05 | 限定品万年筆