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フルハルター*心温まるモノ

『趣味の文具箱vol.30』

2004年5月にお会いした清水編集長、井浦副編集長。
その時から懸命に仕事をしている人たちだと思っていたが、
それは10年間裏切られることはなかった。
ただ、「趣味の文具箱」が10年間、30号まで続くと誰が想像しただろうか。
清水さん、井浦さんの意志が強く、「造り続ける」と決めたことを強固に守り続けた職人魂が、
10年、30号の発行となったのであろう。

2004年に文具のムックを造りたいので取材させてくれ、と言われて、
好もしい人たちだとの思いもあり、自宅で取材を受けて以来、
ずっと付き合い続けている。
私にとっては、Fugeeさん、小松さん、夢舟さんの職人と同じような感覚で
古山さんや清水さん、井浦さんがいる。

では、その創刊の1号の表紙からご覧ください。
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万年筆のペン先研ぎ師として3ページにわたって紹介されている。
今回ご覧いただくのはその1ページ目でフエルトローラーの磨きの工程で、
このフエルトローラーはもの凄い優れもの。
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それ以来、折に触れ要望に応じて取材を受けてきたが、今回の30号では
「これに一筆書いてください」との依頼を受けたのだが、
文章が嫌いで、手の痛さから文字も思い通りに書けないので嫌だったのだが、
二人に頼まれると断れない。

断れないと言えば、代官山蔦谷でのトークショーを思い出す。
「古山さんとトークショーがあるので参加してくれます?」と清水さんからの依頼に
「相槌を打つくらいでいいなら」と引き受けたのだが、これがすっかり私がメインのトークショー。
騙されたと思いながらも、いい思い出。
清水さんはなかなかやる男である。

その後オルタスの小松さんの店の近くで、古山さん、清水さん、井浦さん、小松さんと私で
「鰻のコース」という珍しい食事をし、楽しい時を過ごした。
私は5人とも職人と思っているので楽しかったのだろう。

では、30号の表紙から
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モンブランマイスターシュティック90周年が8ページにわたって紹介されている。
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「趣味の文具箱 30号記念」として手書きメッセージが5点。
ファーバーカステル/デルタ/リシュモンジャパン モンブランのそれぞれの社長と
ペリカン日本 池田社長/セーラー長原幸夫さん/私/ナガサワ 竹内さんと続き、
最後のページは、中谷さん/古山さん
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古山さんが1997年に自費出版した「4本のヘミングウエイ」のモデルとなった
中谷さんの3ページ
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私の大好きなPelikan100トータスシェルが2ページ+4ページ
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最後に古山さんのページは今回大阪の調整師として仲谷さんが5ページ
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その他にも私がよく存じ上げている方々も多く登場している。
「10年、30号の趣味文 清水、井浦に乾杯」
by fullhalter | 2014-07-11 14:46 | ムック本紹介