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フルハルター*心温まるモノ

「片口」と「ぐいのみ」

今週も能登輪島、八井浄漆器本店で買い求めた漆器の「片口」と「ぐいのみ」。
陶器の「とっくり」や「ぐいのみ」、またガラスのぐいのみといい、日本酒の酒器は多い。
日本酒という日本古来からの酒には漆器は最も似合うと思っていた私には
漆器をいつの日かという夢があった。
ただ自分が気にいるものに巡り会うなどないと諦めていたが、
昨年5月~6月の温泉治療の為に再び輪島に滞在する機会を得たことと同時に、
八井さんという人との出会いもあり、夢が叶った。
では、八井浄漆器本店で求めた「片口」と「ぐいのみ」をご覧ください。
画像では本来の味わいが出せていませんが。

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小型片口
内外面とも黒タメ色
無地
寸法: 内径 7.2 cm、高さ 7 cm
これに、内径 2 cm、長さ 2.8 cm の半円筒状の注ぎ手が付いています。
重さ: 90g

内外面とも黒タメ色、無地、小型の輪島塗片口です。
形状的には、フリーカップに注ぎ手を取り付けたものです。杯やぐい飲み等に日本酒を注ぐのに、またドレッシングなどを注ぐのにも用いられます。
また、タメ色というのは、タメ塗りに起因するもので、初めに朱色の漆を塗った後で朱合(シュワイ)漆を塗る手法です。この特徴は、出来上がった直後はかなり黒っぽい色ですが、時間経過と共に黒色が透けて来て、初めに塗った赤色が勝ってくるもので、最終的には(2年後くらいには)深みのある朱色(チョコレート色)に変色するものです。また、タメ色には朱タメ色と黒タメ色の2種類あり、黒タメ色は朱タメ色ほどには朱色(チョコレート色)には色変わりしませんが、いずれも時間の経過と共に、色の変化をお楽しみいただけます。タメ塗りは、通常のものに比べて、上塗りの工程が1回追加となるので、若干割高となります。 (八井浄漆器本店HPより)


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ひょうたん型 ぐいのみ
朱タメ色
無地
寸法: 直径 6 cm, 高さ 5.5 cm
重さ: 46g

朱タメ色、無地のひょうたん型ぐいのみです。
ひょうたん型ぐいのみは、重心を下に下げて、倒れても独りで起き上がる「起き上がりこぶし」タイプに設計されています。
ここで、タメ色というのは、タメ塗りに起因するもので、初めに朱色の漆を塗った後で朱合(シュワイ)漆を塗る手法です。この特徴は、出来上がった直後はかなり黒っぽい色ですが、時間経過と共に黒色が透けて来て、初めに塗った赤色が勝ってくるもので、最終的には(例えば、2年後くらいには)深みのある赤色(チョコレート色)に変色するものです。時間の経過と共に、色の変化をお楽しみいただけます。(八井浄漆器本店HPより)


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by fullhalter | 2014-01-24 14:04 | 職人の仕事